起承転結(きしょうてんけつ)とは、
物事の展開や構成を表す物で相手にわかりやすい文章を書く上でとても必要なんです。
元々は4行から成る漢詩の絶句の構成のこと。起承転合とも言われます。
一行目から順に起句、承句、転句、結句と呼ばれています。
起承転結の典型的な例としては4コマ漫画の構成などが解りやすいと思います。
■起承転結の一例(例えば物語ならば・・・)
起 → 物語の導入部。
その物語にはどんな登場人物がいるか、どんな世界・時代に住んでいるのか、登場人物同士の関係はどんなものか、なぜその物語は始まるのかなど、これから物語を読む上で必要な知識を紹介する部分。
承 → 物語の導入である「起」から、物語の核となる「転」へつなぐ役目を果たす部分。ここは単純に「起」で紹介した物語を少し進めるだけで、あまり大きな展開はないのが普通。
転 → 物語の核となる部分。「ヤマ」ともいわれる、物語の中で最も盛り上がりを見せる部分。物語の中でも最も大きな転機を見せる部分。
結 → 「オチ」とも呼ばれる部分で、物語が進んだ結果、最終的にどうなったのかを描いて物語を締めくくる部分。
起承転結の例として、頼山陽の以下の俗謡がよく挙げられる(出典により多少の相違がある)。
手紙の場合は特に決まりはありませんが、せっかく出した手紙ならば相手に読みやすい手紙を書きたいものです。
自分の伝えたい事をいくつか紙に書き出すなどして、起承転結にあてはめてから手紙を書き始めると今までよりもスムーズで読みやすい文章になりますので、試してみてくださいね。
★
お礼状の書き方のポイント!カテゴリートップへ